がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

退院が見えて、その先が見えない。

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

11月6日。

 

娘が生まれて初めて風邪をひいたようだが、

その娘に濃厚接触している自分にうつされたのか、

今日は調子が悪い。

タチが悪いのは、毎食後に解熱剤を飲んでいるため、

本当に風邪をひいたのか分からないこと。

まぁ、倦怠感が無いことは幸せなことなのだが。

 

本日、担当の先生と自分の病状について面談をした。

結論から書くと、

1ヶ月前に撮ったCTと先日撮ったCTとに

あまり変化は見られない。

骨折箇所も増えていないので、一度自宅に帰って

経過観察しましょうということになった。

 

長かった…

 

数えたくも無いので、看護師さんに電子カルテ

確認してもらうと、今日でがんセンター入院103日目。

奇しくも、この4階西病棟では現在の入院患者で

No.1の入院日数となっているそうな。

平均の入院日数は20日を割っていたハズだから、

100日超えは飛び抜けている数字と分かるだろう。

偏差値80くらい?知らんけど。

 

退院日を決めて良いよと先生に言ってもらったので、

とりあえず来週11/16に退院予定とした。

 

準備するものと言えば、ベッドくらいかな。

退院の話をリハビリの先生にしたら、

さすがにベッドが無いと立ち上がりの時に負担が

大きいからベッドを用意しなさい、と言われたので。

メルカリ、Amazonジモティー、ニトリ

何でもござれ。

良いベッドがないか調べまくってやる〜。

 

 

病状について話を戻すが、

抗がん剤の効果で確実にがんの進行にブレーキが

かかっていると先生に言って頂いた。

この事については本当に嬉しい。

だが、抗がん剤を飲み始めて早3ヶ月。

がんの骨転移で失った骨の回復は極々僅か。

数値で表すとするならば、

骨転移で背骨全体の20〜30%を失い、

抗がん剤で1%回復したかどうかというイメージ。

 

100%に戻らなくても歩けるようになるとは思うが、

先生曰く歩けるようになるには、最低半年コース

とのこと。

まあ、素人目でもCTの画像を見てその位の期間は

必要だろうなと思うレベルだから、驚きも無かった。

 

これを聞いて頭によぎったのは、職場復帰の条件。

条件は杖無しで歩けるようになる事だから、

「厳しい」。復帰の目処がつかない。

いつになったら復帰出来るのだろう。

娘も産まれて家族を養っていかなければならないのに、

この状況は辛すぎる。

今は傷病欠勤中だが、来年1月に休職に切り替わり、

その2年後がタイムリミットとなる。

そこでも復帰出来なかったら、残念ながら

退職となってしまう。

こればかりは、骨の回復を祈って待つしかない。

 

そして、もう一つ懸念事項が。

それは、右肩鎖骨の神経鞘腫(しょうしゅ)。

あの、良性だったゴルフボールくらいの腫瘍。

どうやらこの腫瘍の大きさが大きくなっているらしい。

このまま肥大化すると程度によっては、

手術で除去が必要だが、場所が悪いので

鎖骨をカットしなければならない。

そうなると、最悪腕が使えなくなると…

 

恐ろしい…

 

こんな場所に誰がいたずらしようと思ったんだ??

良性腫瘍だからなのか、放射線治療もあまり効かない

とのことだし、何も施しようが無いのが厄介な所。

そんなに自分の事が好きなのかな?

そんなに好きなら、鎖骨に隠れてないで出ておいで…

 

出〜ないーと目玉をほーじくーるぞ〜♫

 

じゃないか(笑)

 

まあ、不安なことばかり考えて落ち込むより、

ポジティブに笑って過ごしていきたい。

何せ退院出来るんじゃないかー!!

上等、上等。

 

 

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2018/11/6の治療・検査

・採血 → 異常無し

・ヴォトリエント(抗がん剤) 3錠

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