がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

最近のがん保険

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

10月12日。

 

今日から抗がん剤を再開!

約1週間くらい止めてたのかな?

病院にいながら治療もしていないと、

"ただ生きる" by 谷川俊太郎

みたいなそんな感じです。

(どんな感じだよw)

 

病室に自分の娘の写真を貼っているのだが、

看護師さんや掃除のおばちゃんにこの写真の

事で色々声をかけられる。代表的な声は、

『かわいいね〜』

『お父さんに似てるね〜』

『男の子?』

という具合か。

 

『かわいいね〜』は、自分の娘が特別だとは

全く思わないし、このくらいの子供は

みーんな可愛いよね。そりゃ。

 

『お父さんに似てるね〜』は、

自分の昔の写真を見ると納得するのだが、

いかがだろうか?

 

f:id:kurorotomo:20181012093019j:image

 

右上が32年前の自分で、左下が自分の娘。

 

はい、はーい!

そこのアナタ、笑わない笑わなーい!

 

髪の毛、輪郭、鼻、口あたりは

かなり似ているのかなと思う。

そして、娘の方が凛々しく

男っぽいちゃ男っぽいかな〜。

 

顔認識アプリで判定すると、何度やっても

『0歳・男』

と判定されてしまう(クソアプリ!)ので、

男の子と間違われるのはしょうがないのかな。

髪の毛がもっと生えるとなぁ…

 

 

さてさて、今日はがん保険について

語りたいと思う。

この話題について語るきっかけは、

一昨日の10月10日(水)のNHKあさイチ

という番組で特集「がんになったときのお金」

をやっていたことになる。

 

番組HPには以下のように書かれている。

————以下、引用————

いまや2人に1人がかかる「がん」。

つらい治療はもちろんのこと、

重くのしかかってくるのが「お金の問題」。

がんと診断されたあと、仕事を辞めるなどして収入が40%低くなっているという調査結果もあります。

(中略)

がんになったときにどれくらい

お金がかかるのか、どう備えればいいのか

についてお伝えしました。

————以上、引用————

 

多分、がんになっていない時の

30代の自分が見ても心に訴えるものが無い

番組なのだろうが、今となっては自然と

食いついてしまう。

お金のリアルな話とがん保険について

語っていきたい。

 

まず、収入について。

上記の番組HPの文に収入が40%減った、

つまり、60%になったと書いてある。

自分はどうか。

 

今は、傷病欠勤となっていて、

健康保険から傷病手当金が支給される。

会社によって額は違うと思うが、

自分の会社は標準報酬月額の平均の約80%。

結構支給されるんだと思った人、

まあまあいるかもしれない。自分も初めて

その話を聞いた時はまあまあ多いなと思った。

 

しかし、詳しく見ていくとそれは幻惑

ということが分かる。

まず、傷病欠勤している限り、

賞与がもらえない。

そして、もちろん残業代も出ない。

残業代を収入見込みとして考えるのは、

変かもしれないが、事実入社して7年間は

一定の水準以上はもらっているので

そこは考慮して計算したい。

 

計算の詳細は省くが上記を少なめに

見積もったとしても、休職前の給与水準の

60%弱しか手元に入らないことになる。

だから、NHKの言った通りなのか

仕事辞めなくても休んでいれば

収入は40%減っているのである。

 

——————訂正(10/26)———————

友人から、標準報酬月額には残業代も含まれると

ご指摘ありました。確かにそうだった…

と思い計算し直したが、結果はほとんど変わらず。

ボーナスの依存度が高いということでしょうけどね…

———————————————————

よく、保険のパンフレットなんかに

休職した時にもらえない20%の部分を

埋めれるように保険を掛けるのが一般的です、と書いてあったりするが、保険で完璧に

埋め合わせしようとするとそれでは不完全

ということを知っておいて欲しい。

 

そして、ちゃんと給与の埋め合わせが

保険で出来たとしても、医療費がかかる。

食事代は前にも書いたように1食460円と割高。

お見舞いの交通費など…細かく考えると

本当にキリが無い。

 

と、ここまでが前座。

ここから1番残したい事を書く。

 

NHKの放送で話題になったのが、

最近のがんの治療スタイルの変化について。

 

簡単に言うと、医療の進歩(手術による

身体への負担軽減、抗がん剤の副作用の軽減)

により入院日数が減り、通院で済ませる

スタイルが増えてきたとの事らしい。

 

これを裏づけるデータが保険のパンフレット

に載っているのだが、1999年から2014年の

15年の間に入院日数は40.1日→19.9日と

半減。がんの外来受療率、入院受療率は

昔は入院の方が多かったのだが、

2006年頃を境に外来の方が上回っており

その差は広がる一方だ。

 

そもそも、がん保険に入ってなければ

議論の余地がないが、昔のがん保険

入院に対して手厚く保障するという

商品が多かった。だが、最近の治療の

傾向からすれば通院に対して保証を

手厚くする方が賢明かもしれない。

 

ちなみに知る人ぞ知る、

HAPPY LIFEというどこぞかのグループ企業の

保険があるが、がんの通院保障を手厚くする

1年更新型の商品が今年から新設されている

ので参考にしてはどうか。

 

現在4人共同部屋にいるが、1週間もすれば

周りの患者さんは大体総入れ替え。

治療スタイルが変わっているというのは

自分も実感できる。

 

自分のように2ヶ月も入院しているのは

まれらしいのだが、入院が手厚い昔の保険の

まま放置していたのが、不幸中の幸いという

もの運良くハマってくれた。

 

もちろん、このような保険使わないのが

1番幸せなことなんでしょうけどね。

 

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2018/10/12の治療・検査

・ヴォトリエント(抗がん剤) 3錠

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