がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

いつの間にか放射線治療開始

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

8月1日。

色々と積極的に

緩和ケア病棟に入ってから約一週間。比較的穏やかな日常生活を過ごすことが出来ると思っていたが、両側の肋骨の痛みが治まってくれずなかなか苦戦している感じがする。

この痛みの事を担当医に相談すると、前の病院とは違って「あの薬試してみようか〜」と手を替え品を替え、色々な薬が出てくる。しかし、本当に変更点が多いもんだから各薬の効果って分からんくならんかというのが素朴な疑問…。

不安なのは、痛み止めのエースオキシコンチン(120mg/日)を骨・神経の痛みに強いとされるメサペイン(40mg/日)に変更した事。変更したのが原因か不明だが、痛みが安定せずレスキューの回数も1日2〜3回増えている。

自分のように比較的若くて元気な患者が緩和ケア病棟に来るのが珍しいから、色々な薬の試し甲斐があるのは分かるが実験台のようにポンポンやられるのは少し心が痛む

それと試すのは薬だけではないようで、前の病院であれだけ渋っていた放射線治療を即断即決で開始する事に…。積極的過ぎるのだが〜!!

このイケイケドンドンな姿勢は緩和ケア病棟に似合っていない気がするが、どうにかしてあげたいという気持ちの表れということならなすがままに受け入れたいという気持ちです。

ということで、肋骨の痛みの緩和を目的として平日10日間連続で胸椎に放射線を当てることになった(計30Gy)。

病院で楽しめる一大イベント

7月末。この街恒例の花火大会が開かれた。打ち上げ数は1万発超えだからそれなりに有名で規模も大きい。

会場は現在入院している病院から直線距離で5kmとちょっと遠いが、幸い病院が丘の上に建っているので良く見える。

自分のように外出が出来ない入院患者にとっては有り難き幸せ。花火の時間になると看護師さんが「ここからなら良く花火見れますよ」とベストポジションを教えてくれた。何て素敵な心遣い〜!

初めての花火に1歳の娘も花火を指して興奮!そんな姿を見ながら、

「これが最後の花火かもしれないな〜」

何て一瞬思ったりしたけど、やめた。それよりも今この瞬間を楽しみたいと気持ちで上書き。

「あの花火の紅色はリチウムで、黄色はナトリウムなんだよ〜」

「花火見ながら気持ち悪い!お父さんロマンないの〜?」

もっと長生きして娘とこんな会話してみたいな。

 

**********************************************

2019/8/1の治療・検査

放射線治療(胸椎)

ステロイド(デカドロン) 3錠 [通常4錠から減薬中]

**********************************************