2019年は穏やかな年にしたい

2019年のスタートは

1月9日。

やや遅れてしまったが今年初の投稿。昨年は激動の一年という事だったが、今年は昨年より穏やかな一年になる事を祈りたい。

今年の正月の過ごし方は昨年と少し変わった。毎年妻の実家に親戚約10名弱が集まってワイワイ過ごす。そして元日に男3人でゴルフに行くのが恒例となっていたが、流石に寝たきり生活だと拉致があかない。今年は自宅で家族3人でのスタート…かと思っていたが、それでは寂しいだろうと気を遣ってくれたのかその親戚が我が家（アパート）に集合。我が家のリビングはベッドと大きめのクローゼットがあるのでそれを除くと約4畳。そこに10名弱が集合（笑）。申し訳ない気もしたが、お陰様でワイワイ盛り上がり楽しい2019年のスタートとなった。

今年初めての外来

昨日が今年初めての外来。そして、今年初の外出。もともとはMRIを撮って転移の激しい仙骨のがん細胞が脊髄まで進行していないか*1経過観察するだけの予定だった。（ちなみにMRIの結果については異常なし。）しかし、未だに血圧が安定しておらず、頭痛や吐き気なども続いているためその相談を追加してもらった。

結論から言うと、血圧が高いのは抗がん剤のヴォトリエントの副作用の可能性が高いのとことで急遽今日から1週間抗がん剤の服用を休止することになった。頭痛や吐き気も高血圧からくるものだろうとのこと。

それとは別件で、実は年末ごろから左足の付け根〜膝が頻繁につるようになってきた。酷いときは1日3回。寝てるだけなのに不思議。これも併せて相談したが、この原因はよく分からないとのこと。足がつるのは血液中のカルシウムやミネラルが異常である可能性もあるので10日後の外来で採血して判断することにした。

がんを引け目に感じるか？社会復帰に向けての準備

外来の日に入院中から親しくさせて頂いたリハビリの先生と会話する機会があった。先生からふと

「君はがんである事を引け目に感じているか？」

と問われた。この質問の意図はがん患者は心のコントロールが重要だよという事を伝えようとしているのだが、私の答えは「NO」。強がっている訳では無い。素直な気持ちでもって引け目は感じていないと思う。これは何故かと考えたが、おそらく今の自分が社会に出ていないからだろう。この病気になってからは、「自宅」と「病院」の間しか移動していない。さらに病院はがん専門の病院なので、患者≒がんを患っているという事で割り切れる。だから、病院に居ても引け目を感じる事はない。

自分が心配すべきは、これから公園やショッピングモール、職場など生活の範囲を広げていった時にどれだけストレスを抑えることができるかだと思う。

おそらく周りの目はある程度気になると思う。自分はよくショッピングモールを歩くイメージをする。30代前半の大人が仰々しい腰のコルセット着けて歩行器で歩いている。自分だったら二度見する。「えっ、こんなに若いのに歩けないの？可哀想に…」「車椅子じゃなく歩行器ってどういう事？」「どんな病気なのかな？」そんな声が聞こえてきそう。その度に「自分は障害者。悪いことはしていないし、仕方ないじゃないか。」そう言い聞かせて心を落ち着かせる。

そんな一連のイメージをして敢えてストレスを感じ、闘い、乗り越えてストレスに強くなる。心理学とか詳しくないが、そういう心の準備運動をして徐々に社会復帰していきたい。

心配なのはそういう自分と歩く妻と娘が受けるストレス。特に娘は物心ついてくるに従ってどのようにマネージメントすればよいのかよく分からない。それもこれからの課題だろうと思う。

早速やらかしました。反省。

今日の夕方。一人で家のお留守番。

小腹が空いたのでお餅でも食べるか、とレンジでチン。歩行器の手すりに両肘ついてお皿にへばりついたお餅を箸で剥がしながら移動。床のマットの段差に躓くと歩行器の後輪が浮き、慌てて足でブレーキ。足を地につけた途端、足に激痛が走り反射的に「ヴァーあnmjk」と奇声を発する事件が発生。急いで痛み止めを飲んで事なきを得る。

数時間様子を見ると足の痛みは無くなったが、背骨が痛いとまでいかないが違和感有り。

調子が良くなり頑張り過ぎたせいでケガをするというのを過去に繰り返したが、その反省虚しく今回の件が発生。ああ、何で学習しないんだろ。

とにかく、ながら作業はダメ。特にスマホいじりながらの移動とか気をつけよう。

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2019/1/9の治療・検査

・なし（抗がん剤休止中1/9〜1/15） 

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*1:脊髄までがんが進行すると、歩行機能障害や下半身不随のリスクがあるとのこと