がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

政界へのアプローチ

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

10月5日。

 

日記のタイトルを壮大にし過ぎた件、

お詫び申し上げます。

 

今日は、可愛いひとり娘の生誕6か月記念日。

入院前はなかなか不愛想だったが、

最近はあやすと笑ってくれるようになったので、

それが心の癒しとなってくれている。

 

先日、

"若いから"という理由でいいのか

というタイトルの日記に40歳以下なので

介護保険が適用できないことを愚痴った。

 

ただ、現在入院している病院の相談支援センターの相談員の方から、

名古屋市には40歳以下でも介護補助を受けることができる制度が

今年の4月に開始されたから、名古屋市に住んでいればねぇ~と

言われていた。

 

自分が住む豊田市にもその制度があればなぁと悔しい思いをする一方、

名古屋市にその制度があるのを知っているのは

ごくごく僅かの人だと思うのでそのことを豊田市にも展開して

同じ制度を導入できないか検討してもらっても良いのではないかと思っていた。

 

会社の組合の面倒を見てくれている市議会議員がいるのだが、

休職前まで会社の組合の業務をしていた縁もあり

たまに直接お話しができる機会があった。

 

その市議会議員に上記のことをメールで伝えて、

制度導入検討して頂けないか相談をしようと考えたのである。

 

以下が送信したメールの内容。

若くしてがんになった不幸な人間なんです感の

アピールが強めなメールかもしれないが、

切実に困っている現状を伝えたかったので

そこは許して頂きたい。

 

--------------以下送信メール----------------

豊田市市議会議員 ○○様

●●と申します。
お世話になっております。

この度、○○市議会議員に若年者の介護保険制度
見直しご検討のお願いがあり連絡しました。

実は、私7月末から愛知県がんセンターに入院し、
先月末から傷病欠勤になっています。
と言いますのも、
32歳ながら腎細胞がん(ステージⅣ)を患い、
骨へ転移した事が判明したためです。

現在、背骨の複数を圧迫骨折しているため、
腰・背中に頑丈なサポーターを巻き
歩行器具を使って歩くのが精一杯で、
腰は曲げれず入浴などは妻の介助無しでは
出来ないという状態です。

先月から現病院から豊田での自宅療養に向けて
準備をしています。
しかし、40歳以下であるが故に
介護保険が使えず、不便さを痛感しています。

例えば介護保険があれば、
介護サービスの業者から1割ないし2割の
自己負担で介護用品をレンタルできますが、
私の場合は全額負担でのレンタルすら出来ず、
買い上げて下さいとの業者回答が殆どという状況です。

他にも、職場復帰に向け在宅でリハビリが
必要となると思います。
妻は育児で大変なため、お風呂の介助等の
訪問介護サービスを利用したいです。
手すりの設置等も必要です。
これらは全て全額負担です。
仕事が出来ずに収入が制限されている中、
非常に苦しい状態です。

豊田市役所の障害福祉課に相談もしましたが、
私が受ける事が出来る補助はありません
との回答でした。

半ば諦めていましたが、
若年者の在宅ターミナルケア支援事業が
今年の4月から名古屋市在住者を対象に
開始した事を知りました。
内容は広報なごやの名古屋市版4月号に
記載されていますので、
詳細資料を添付しておきます。

近年の高齢化に伴い若年者に対しても
健康保険料等の負担が大きくなっていく中、
介護が必要になる若年者は非常に辛い状況
であること、そして私だけの問題ではないことを
理解して頂きたいです。

○○市会議員とは6月の組合生活相談会で
お話しするご縁がありましたので、
面識が無いとは思いつつ、このような
ご相談をさせて頂きました。

名古屋市のような支援を豊田市でも
開始して頂けないか、市議会でご検討
もしくは福祉関連に精通されている議員の方を
ご紹介頂けますと幸いです。

長文となってしまい申し訳ありません。
何卒宜しくお願い致します。

--------------以上送信メール----------------

 

今朝メールをしたが、昼過ぎには返信あり。

仕事できる~♪

 

それで市会議員さんからの返信は以下の通り。

 

--------------以下返信メール----------------

●●さん

連絡有難う御座いました。
また、癌との闘病生活 お見舞い申し上げます。

さて、ご提案の有りました、名古屋市の在宅ターミナルケア
支援事業の件につきまして、
私も調査して、豊田市でも開始できないか検討・提案してみたいと思います。
そこで、まずは、市の考えや制度事業を始めるために必要な事項を調べ、
回答致しますので、大変申し訳ありませんが、
調査するのに少々時間を頂きたいと思います。

取り急ぎ現状の私の考えを回答致しました。
宜しくお願いします。

以上です。

--------------以上返信メール----------------

 

感動。

このメールを受信したとき妻がいたが、

思わず笑顔でハイタッチ。

 

スタートラインに立ったばかりだが、

この活動が実る時が来れば嬉しいと思う。

 

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2018/10/5の治療・検査

なし(抗がん剤休止中)

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