がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

介護保険が使えない!?〜"若い"がゆえの障害〜

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

自宅療養の障害

最近は、9月末から自宅療養ができるよう準備を進めているが、それにあたっての障害について書き記そうと思う。

病院では用事が無い限り、基本はベッドの上で過ごし、トイレやお風呂、診察などがあれば歩行器を使って移動している。

これが自宅療養だと、やはり同様にベッドや歩行器具が必要となるだろう。また、座るという行為が病変のある腰に負担をかけてしまうのでつらい。ただ、お風呂に入るときは座らないと身体を洗えないので、手すりのある専用の椅子が必要となる。歩行器具は杖になると思うが、杖だけでは不安定なので、家の中に手すりなどが必要になるかもしれない。

その他、細かいことを含めると、自宅療養するために必要なものは山ほどある。

上記の医療器具というか、補助器具の専門業者が各自治体に必ずいてレンタルすることができる。

介護保険が使えない障害

この国には、介護保険というものがあるが、それを使えばレンタル料金は1~2割程度で済む。例えば、パラマウントベッドと言う、ベッドの高さや頭、足の角度を変えることができる介護ベッドだが、レンタルの相場は月額1万5千円。よって、介護保険を使えば、1500~3000円程度で借りることができる

この調子でその他必要なものを取り揃えれば、人にもよるが月額1~2万円くらいでレンタルできることになるだろう。

ただし、この介護保険の適用は基本40歳から

まぁ、40歳未満の自分は介護保険料など払っていないので、それで適用して下さいというのは図々しいのかもしれない。しかし、それが無いので普通にレンタルしようと思ったら月額10万円くらいは吹っ飛ぶ

B病院がある市では、これには手を打っていて

この病院の相談支援センターの方からの情報によると、40歳以下でも介護保障が受けれるように今年から制度を変えたとのこと。

このような制度は、自宅のある市には無いらしい。非常に残念だが、是非自分の市もAYA世代の患者を救済する制度を作って欲しい。

というか、自分が市議会議員の方にこのような状況を訴えていきたいと思う。そのためにもう少し元気にならなければ。

自宅療養に向けて、国や自治体、健康保険のサポートが無いか妻と一緒に探した。が、回答は一貫して「あなたは40歳未満だからこの保障は受けれません。」だった。何一つ守ってくれるものってないじゃん。

記憶の奥底に、任意保険で介護保険を掛けていたような気がしてパンフレットを開いたが、要介護認定3以上必要だとか。

要介護認定3とは、立ち上がりや歩行、食事、排せつ、入浴の際に全面的な介助が必要となるレベルなので、入浴は該当するが、それ以外は該当しないので、残念ながらこれも適用できないだろう。

若いから適用できません。は分かったけど、これで本当にいいのか。このように困っている人がいることを訴えていきたい。

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抗がん剤の副作用

9月14日。

抗がん剤の色々な副作用が発現しているのだが、最近目立ってきたのが白髪

腎細胞がんの抗がん剤であるヴォトリエントの副作用の1つに挙げられていたが、本当に目立ってきた。

まず、あごひげ

もともと髭が濃くレーザー脱毛に4年ほど前からちょくちょく通っていたのだが、あごひげだけはなかなか脱毛で落とせなかった。

白髪になって、かなり目立たなくなった。けがの功名とは、まさにこのような事を言うのだろう。

そして、髪の毛

ヴォトリエントを飲み始めたのが1ヶ月前。髪は1ヶ月に1cmほど伸びるが、きれいに根本から1cmは白髪である。これはまだ、黒い部分が9割以上なので目立っていないが、徐々に目立つようになるので黒染めしたい。

白髪って普通、1本丸ごと白髪でその本数が増えていくパターンだが、自分のように白と黒の2層構造になっているのは奇妙奇天烈だ。

最後に、あそこの毛

これはノーコメントでいこう。ということは、白髪の人ってあそこの毛も白いの?っていう、小学生レベルの疑問があったことは書き残しておこう。

 

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2018/9/14の治療・検査

・ヴォトリエント 3錠

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