がんになった原因を素人目線で考えてみる
自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144
9月11日。
がんになった原因をちょっと考えてみた
そもそもどうして自分はがんになってしまったのだろうか?
ふと、そのように考える時がある。
生活習慣が悪かったのか?遺伝?
生活習慣という意味では、たばこは吸わないし、酒は週に2~3本でそれほど多くないし、BMIは普通のカテゴリーに入ってるし、健康診断で再検査になるような項目は無く、スポーツもほどほどにする。第3者から見ても健康体そのものだろう。
遺伝という意味では、少し分が悪く母方の祖父と父方の祖父ががんになった、いわゆるがん家系。ということは、遺伝が原因なのだろうか。
両親よりも早くこの若さでがんになったのは、運が悪かったのかもしれないが、がんになってからというもの遺伝という要素が大きいと日頃から思っていた。
ここで話は大きく変わるが、現在毎日歩行練習のためリハビリを行っている。
リハビリの先生とはお互いのプライベートのこともよく話すほど仲良しなのだが、先日仕事に関してこのようなことを聞かれた。
「仕事はつらくないか?」
「遅くまで仕事していないか?」
「上司との関係は上手くいっているか?」
「仕事で嫌なことは無かったか?」
「ストレスを感じていないか?」
「夜はしっかり寝れているか?」
「奥さんとの関係は良好か?」
などなど。
これって、メンタルで仕事来れなくなる人にする質問じゃね?これが、自分の第一印象。先生、私はメンタルの患者じゃありませんが...(苦笑)
聞くと、先生自身がうつ病で苦しんだ経験の持ち主だとのこと。それじゃ、自分の経験に合わせて興味で質問しただけなのね。
ところが、先生は「私は、この病院で20年以上がん患者を見てきたが、やはりがんはストレスからくるものだと思っている。あなたと同じような質問を患者さんにしているが、仕事や家庭などでストレスを感じている人ばかりだ。」
とおっしゃる。
そして、先ほどの質問の回答をした先生の診断は、自分もストレスによってがんが引き起こされたのだろうということだった。
一応、会社でもストレステストといって第3機関から送られてくるアンケートに答えて普段から受けるストレスが適正な範囲かどうかを診断してくれる立派(!?)なものがあるのだが、自分の診断結果はいつも「正常」。
確かに夜遅くまで仕事するときも多かったし、たまにつらいなと思う時もあった。ただ、適正な範囲のストレスであり、全く問題ないと思っていた。
しかし、先生が言うには「日本の基準がおかしい」。日本はストレス社会と言われるようにストレスを多く受ける異常な状態にある。そこからたくさんの疾患に結びつく病気があり、その一つががんらしい。
ちょっと調べものをしてみた。
国別の「死因別死亡率」から、悪性新生物(がん)が死因となった男性をピックアップ。人口10万人あたりだと、
- 悪性新生物が死因の男性(10万人あたり)
日本 350.4人
韓国 186.2人
アメリカ 197.5人
イギリス 272.3人
ドイツ 307.8人
フランス 286.9人
オーストラリア 208.3人
[統計局のデータを引用。統計局ホームページ/世界の統計2018]
先進国の中でも、日本はがんでの死亡率が高い。医療レベルは大差ないと考えると、ストレス社会と言われる日本の働き方が少しは関係しているのかもしれない。
さらに、先生によるとがん患者は気を遣う人が多いとのこと。確かに他の患者さんと廊下ですれ違ったりすると、自分が歩いてすれ違い切るまで待って道を譲る人が多いことに始まり、シャワーの予約表を書く順番を待っているとすぐに譲ってくれたり、デールーム(談話室)での声のトーンに気を配ってくれたり。
確かに気を遣ってくれる患者さんが多いような気はする。(真逆の人ももちろんいるが。)自分で言うのもなんだが、自分も気が遣える方だと思う。気は利かないが(笑)
色んな所に気を遣うことで、知らぬ知らぬ間にストレスを溜め込んでいたということなのだろうか。
日本人には「お・も・て・な・し」の気遣い文化があるとアピールし、オリンピック開催地を勝ち取ったが、そのおもてなし精神を発揮するための副作用であるストレスが、日本人の心の健康だけでなく、身体の健康も蝕んでいっているのかもしれない。
まぁ、共同部屋で他人を顧みずに放屁をなさる患者さんもいらっしゃるので、気遣いはがんになるための必要条件ではないのだが。
そんな人に限って、テレビを爆音で聞いたり、部屋で大声で電話したりするんだよね。って文句を言ってみたりする。
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2018/9/11の治療・検査
・ヴォトリエント 3錠
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