がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

一家の大黒柱としての自覚

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

7月3日。

主治医との面談

先日撮ったCT、採血結果をもとに主治医と面談を実施した。

結論から言うと、

  • 今後、現在入院しているB病院ではがんに対する治療は行わない
  • 輸血、痛み止めなどの緩和治療のみを行う
  • 地元のA病院へ転院の方向で調整する

ということだった。

過去のCTとの結果とも比較すると頸椎・胸椎・腰椎で溶骨の進行が見られており、血液検査でも溶骨つまりがんの進行によって貧血も進んでいることが分かる。

抗がん剤治療・放射線治療をすると白血球が現状異常値まで下がっているのがさらに下がるので抵抗力が落ちて病気になりやすいし、その他肝機能が持たない、肺炎などの副作用のリスクもある。このことから今後、がんに対する治療はせず、痛みなどに対しての緩和治療のみを行う事で合意した。

また、B病院はがんの治療を行う事を主としている病院なので今後は地元のA病院にお世話になる事で調整することになった。

ちなみに、A病院と言うと当初がんの疑いがあって検査手術などを行うなど大変お世話になった地元の病院。そういった過去の付き合いもあるのでしっかり看てくれるのではという期待をしている。

以上の内容は、面談前から予想していたことだったので驚きとか動揺などは全く無かった。ただ、面談に同席していた妻や実母は事前にそういう内容を告げられるだろうと言っておいたにもかかわらず、涙がポロリ。

その気持ち、分かる。

しかし、ここで自分が取り乱してはいけない。しっかり現実を受け止め今日、明日、そしてその先もハッピーに暮らせるように最善の方法は何かを考えて提案し、実践していかなければならない。一家の大黒柱としての自覚は芽生えてはいたが、さらに今まで以上に芽生えたような気がした瞬間だった。

さあ、地元に帰ろう。

明るく、楽しい、幸せな時間が過ごせるはずさ。

 

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2019/7/3の治療・検査

・採血 → ヘモグロビン6.6→8.8g/dl

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