がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

がけっぷち〜あきらめたらそこで試合終了ですよ〜

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

5月28日。

突然ではあるが、自分と家族(妻と娘)が主治医に呼ばれて面談をした。

残念ながら

面談で告げられた内容は、自分達にとっては辛い内容だった。

①血液検査の結果、オプジーボ抗がん剤)ががんの進行を止めることが出来る可能性は低そう

骨転移したがんの進行度を示すALP値が以下の様に悪化している。

・ALP (正常値 115〜359U/L)

   オプジーボ投与前→投与後2週間

   1069→1187U/L

②がんの進行を止めるのに有効な薬が他に無い

オプジーボの次の抗がん剤の候補として数種類挙げられるが、悪化の一途を辿る状況を打開出来るものは無いとのこと。

③今後の療養について話を進めていく (両親も入れて)

つまり「治療はお手上げ」ということを暗示している。話しを進める内容はあくまでも「療養」。6月に両親を呼んで再度面談。

以上。

まあ流石にこんな内容の面談だったら落ち込みますわな。がんと宣告された時からこの様な状況になるのをずーっと心配していた訳で「ついにこの日が来たか」という心境スラムダンクで言う、インターハイ決勝リーグの海南戦敗退後のマネージャー彩子作「がけっぷち」みたいな。

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もちろん、この時点で人生諦めてなんかいない。まだまだやれる事はあるはず。家族だって…仕事だって…これからなんだよ?

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スラムダンク安西先生のありがたいお言葉。

あきらめたらそこで試合終了だよ

そうなんです!だから、諦めずに1日1秒を大切に歩んでいきたい。それが自分の希望であり、家族の、周りの人達の希望でもあるから

そりゃないよ

自分はどんな人に対しても優しく穏やかに接してきたつもりで、偶に理不尽なことも言われてキレることもあったけれども人生で培った経験とスキルで丸く収めてきた。

でも今日のことはちょっと許せないから言わせて下さい。

今日の面談で同席していた看護師。

面談に同席していれば、自分達がどれだけショックを受け悲しみに暮れているか分かるはず。

しかし面談後、面談に同席した看護師は妻に「この病院は治療を専門とする病院です。療養となる場合は地元の病院に行ってもらう事になるからね。」と伝えたとの事。

タイミング・話す相手といい流石に空気読めなさ過ぎです。患者側の立場に立って仕事をしているとは到底思えない。通常ならば、日を改めて心落ち着いたタイミングでこういうルールなんでごめんなさい、と説明すべき。

心無い発言により不快な気持ちになった妻。その話を聞いて自分は悔しさが抑えられず、病棟のトップである師長さんに訴えた。こんな事で動く自分も珍しい。

いずれにせよこの訴えにより、1人でも多くの看護師さんが看護のあるべき姿について考えてもらえれば幸いである。

 

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2019/5/28の治療・検査

無し

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