がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

療養について決めた事

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

6月27日。

採血結果

月曜日と木曜日、週2回ペースの採血が定着。最近は貧血に焦点が当てられている。

前回の採血の結果、3回目の輸血という判断になったが、ヘモグロビンの値はなんと4.5g/dlだったとのこと。超絶ヤバいレベルの貧血だったとのことでそれを聞いて青ざめてしまった。

今日の採血結果、ヘモグロビンは6.3g/dlまで回復。正直まだまだ貧血と言われても仕方ないレベルだが、輸血するのはギリギリ踏み止まった。(6.0g/dl未満が判断基準とのこと。)まあ、次回の輸血も時間の問題な気がするけど。

ところで、このレベルの貧血ってどんな感じ?って言われることがあって、

  • かなり酔っ払ったときに歩く感覚に近い
  • 車の運転は危険極まりない(やったことないけど)
  • 100m歩いた後にベッドに横たわって目を閉じると紫色の星がいっぱい現れる

って感じかな。微妙に伝わりにくい気がするが…まあ、常に酔っ払ってる感じでそれなりにキツいです。逆に気持ち良さそう…とか言わないでね!(笑)

療養について決めたこと

最近、悩むに悩んでいた件がどのように療養生活を過ごすかということ。

自分の第1希望は自宅療養。しかし、今の自宅のアパートはメゾネットタイプなので、療養するには全く向いていない*1。しかも、駐車場から玄関まで5〜6段の階段があり、それが外出するのを困らせるというのは前に何度か日記に書いた記憶がある。

その為、現在入院しているB病院に近い所に新築のアパートを見つけたので、引っ越ししようと契約書にサインをしていた。しかし、契約書にサインはしたとは言え、本当にそれで良いのか家族と検討に検討を重ねていた。

結局出した結論は、B病院の前にお世話になっていた地元のA病院。そこは緩和ケア病棟ももつ総合病院でそこにお世話になろうという事になった。

この結論を出すための条件として挙がったものは以下の通り。

  • 会社関係者や友人がお見舞いに来やすい
  • 自宅と病院までの距離が近い
  • 輸血等が可能な緩和ケア病棟をもつ病院

当初は家族との時間を出来る限り長く取れるように自宅療養を1番に考えていたが、最近の体調の変化やお見舞いのことも考えて緩和ケア病棟にお世話になることに決めた。

緩和ケア病棟というのは、基本的に治療は行わない。最近、頻繁に行なっている輸血は治療なのかどうなのか微妙なライン。つまり、場所によっては輸血が出来る所、出来ない所があるだろうという事。

総合病院の緩和ケア病棟ならよっぽど輸血が出来るということで地元でさらに前にお世話になったA病院に戻ろうという事にした。

現在の自宅からA病院までは車で5分。引っ越し予定だったアパートからA病院まで車で30分。車で30分でも通えなくはないと思い引っ越す選択肢をずっと残していたが、最近妻が運転中に体調を崩すことがあり自宅と病院の距離が心配に。運転するのは自分じゃないし、家族の協力が無いと療養は出来ないので引っ越しの件は一旦白紙に。これから探して引っ越ししたとしてもA病院に近い場所になるだろう。

緩和ケア病棟という事で家族との時間はどこまで取れるのかという心配な点はあるが、それ以上にメリットが大きかったということ。長い間決めれずにモヤモヤした時間を過ごしたが、決めてスッキリ。これで療養に入るまでの期間、最後の最後まで治療を頑張りたいと思う。

 

**********************************************

2019/6/27の治療・検査

・血液検査 → ヘモグロビン6.3g/dl

**********************************************

*1:メゾネット住宅 : 1階にリビング・トイレ・風呂、2階に洋室2部屋の2LDK。階段昇降が出来ないので1階リビングにベッドを置くしかない。リビングが狭くなるし、アパート全体が使えていないので不便。