がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

未来に向かって歩き始めた日

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

初の外出先は…

1月11日。

がんで入院してから早半年。「自宅」「病院」以外の場所に半年ぶりに出掛けました。さあ、その場所とはどこでしょうか?

その答えは、美容院

いつも通ってるびょういんじゃないっす。びよういんです。前回、病院併設の美容院で(仕方なく)散髪したのが8月中旬。だから5ヶ月ぶりの散髪。女子か!とツッコミたくなる期間の長さ。最近、人に会う度に髪伸びたね〜と言われるのが嫌になって外出を決心しました。

美容院は名古屋市緑区。予約の電話。もう8ヶ月通っていない事になるが、5年間通い続けていたので自分の事を覚えててくれた。ちょっぴり感動。

当日。

スタイリストさんと久し振りの再会。白髪、ボサボサの髪、10kg痩せた身体、歩行器、妻に支えながら歩行してる姿に流石に戸惑っていたように思う。そして「実はがんになったんです。」と伝えると悲しい顔になったように感じた。これから色んな人に自分の病気を伝える時は皆このような反応になるのかなって思ったり。

カットは椅子に座りつつも、腰への負荷を抑えるため歩行器の手すりに脇を挟んだ姿勢*1で行った。途中休憩を挟みながらも1時間かけて完了!サッパリして気分もスッキリ。

去り際に「初めての外出先に当店を選んで頂いて光栄です。できる限りのサポートをしますので是非またお越し下さい。」と言って頂いた。当日を迎えるまでは自分があれこれ注文してお店に迷惑かけるじゃないかと思っていたし、実際迷惑かけたと思うが、このように声を掛けてもらってまた一つ自分の心の拠り所ができハッピーな気分になった。社会復帰に向けてまた一歩前進。お店には本当に感謝。

社会復帰に向けて外出用の歩行器を

少し前の日記で外出用の歩行器を検討していると書いたがようやく行動開始。リハビリの先生と相談。

詐欺にはご注意を。 - がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

モノはこれで良いとのお墨付きを頂いたが、いきなり購入せずにレンタルして様子を見てからで良いのではというごもっともなアドバイスを頂いた。ちなみに前回記事からずっとオークション、フリマ市場をマークしているがお目当ての歩行器は未だに出品されない。誰か〜出品お願いします(笑)!妻には有難い事に新品買っても良いんじゃない?とコメント頂いているので1ヶ月ほどレンタルしている間に出品されなければ新品購入する流れになりそうです。

もしかして自分、歩けた!?

退院時は両手支え無しで立つのもままならない状態だったが、最近は立てるようになっていた。それだけでも大きな進歩。だって体重測るのも大変だったんだから。

そして今日の夜10時頃。オキシコンチン(痛み止め)を夕方6時半に飲むので血中濃度が上がり最も調子が良い時間帯。普通に立った時、あれ?もしかしたらいけるかも?という感覚があり、恐る恐る一歩前へ。

「よし、まだいける。」

さらに一歩、また一歩。合計3歩、歩行杖などの支え無しで歩く事が出来た。手すりからちょっと浮かせて歩いているのでゾンビみたいだったが(笑)。それを見ていた妻はすぐさまスマホで動画を撮影。自分と妻の実家に報告していた。

今日がマグレで明日には歩けなくなっているかも分からないが進歩しているのは確実。3ヶ月後、半年後、1年後には普通に歩けてたりするのかなぁと歩く姿を妄想しながら足腰の筋トレをして就寝。また、近々吉報を届けたい。

 

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2019/1/11の治療・検査

・なし(抗がん剤休止中1/9〜1/15) 

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*1:トイレの時と同じ姿勢。アルコー1S型の歩行器を使用しているが手すりが幅広(85mm)、左右の手すり間が幅狭(345mm)で長時間脇を挟んでいても痛くならないためオススメ。