がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

食事療法_玄米

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

10月8日。

 

今日、F1日本GPの放送をBSでやっていた。

確か、実家の家族4人で小林可夢偉が初の表彰台に

上がったのを現地で観戦したのが2012年だったので

あれからもう6年かぁと思いながら見ていた。

 

今日も当たり前のように妻が娘を病院に連れてきて、

娘と3時間ほど遊んで帰っていくのだが、

病院には娘だけでなく、とっておきの食事を持ってきてくれる。

それは、玄米おにぎり(梅)だ。

 

妻は、食事に気を遣ってくれていて、

がんの食事療法の本を読んで、にんじんジュースがいいとか、

クエン酸がいいとか色々教えてくれるし、

実際に作って病院に持ってきてくれる。

本当にありがたいと思っているし、感謝してもしきれない。

 

食事療法についての自分の見解としては、

食事療法のみでがんは治ることはないと思うが、

がんの進行を抑えたりする効果はある程度あると思っている。

絶大な信頼とまではいかないのだが、

先進医療やマイナーな民間療法のような莫大な投資は必要ないし、

やって損はないかなという感じだ。

 

ただ、インターネットで調べたりすると、

「食事療法と生活習慣の改善でガンを克服しました」

とか書いてある闘病ブログがあったりする。

こんな人に限って三大療法(手術療法、放射線療法、薬物療法)やってたり

するんだよね。マジで一般市民が目にするようなところに公開するなら、

ワードマネジメントには気を付けて欲しい。

 

がん関連の業界って、

○○療法に効果があるのかないのかを明確にするのって難しいと思う。

それこそ、n数をある程度とって統計学的に効果ありと判定されないと

いけないと思うのだが、まずイニシャルが完全に揃うことってないからね。

それなのに、最近のまとめサイトとかブログとかN=1の自分の成功体験が

あたかも正解です、みたいに言い切れるのが不思議。

そんなのがインターネットのそこら中に蔓延しているのが本当に厄介。

たまに、書籍であっても???という内容のものもあるからねぇ。 

 
いつの間にか見えない相手にdisっていたが、本題に戻したい。
 
玄米はがんに良いと聞くのだが、
なぜがんに良いとされるかを理解した上で摂取したいというのが本題です。
 
食事療法で多くの書籍を出されている済陽(わたよう)先生の本
「がんが消える食べ物事典」
などには玄米が良いと書いてある。
玄米には細胞の老化、がん化を予防するらしい。
 
もう少し、成分○○が~とか語って欲しいよね。
 
本にはあまり詳しく書いてないのだが、
ちょっと調べると先生の論文を見つけた。
「晩期がん病態改善のための栄養管理と食事指導」
にはこのように書かれている。
 
-------------以下、引用---------------
【がんの抑止効果の科学的根拠】
・玄米胚芽成分の摂取
 旧来、玄米・菜食が健康食の基本とされてきた。その科学的分析としては、
 パリ・ソルボンヌ大学付属Necker小児病院のP.Rustinなどにより、
 人体の代謝において、胚芽成分 (主としてビタミンB群)の欠如に影響された
 酵素活性の減少から細胞内ミトコンドリアにおけるクエン酸回路の障害を来たし、
 細胞エネルギーとしてのATP産生が減少して、細胞内代謝が損なわれ、
 腫瘍の発生を見、逆にクエン酸回路の賦活により、
 発生した腫瘍の退縮をみることが証明されている。
-------------以上、引用---------------
 
ん~難しい言葉が使われているけど、
要するに胚芽成分がクエン酸回路を活性化させてくれて
それが、腫瘍を小さくしてくれるってことなんでしょうね。
でも、結局それを証明したというP.Rustinっていう人がどれだけの
データをもって証明しているかが重要だけどね。
 
すこし興味が出てきたので、また詳しく調べてみたいなと思う。

これからは、やることなすことに出来るだけ納得する努力をした上で

色々試すようにしたいなと思う。

 

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2018/10/8の治療・検査

なし(抗がん剤休止中)

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現在、肝臓の状態を表す数値が悪く、抗がん剤を中止しているが、

明日採血をして再開するか判断する。肝臓くんのパフォーマンスに期待!