1日の予定を立ててみる - がんと3ヶ月娘と私　～AYA世代の闘病日記～

意義のある日々を過ごしたい
- 一日の予定
- 薬の種類について
痛みから学ぶこと
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意義のある日々を過ごしたい

入院して41日目。そして、この病院に転院してほぼ一か月が経った。日中暇な時間も多いが、なんとなく過ごすのは良くないと思っている。仕事に結びつくような自己研鑽をやりたいなと前々から考えていたが、ある一定時間集中することが腰の痛みのために出来ず諦めていた。

最近は痛み止めの量もコントロール出来てきているので、色々やりたいことがやれるような気がしている。ということで取り急ぎ1日の予定を立てておこうと思う。上手くいかなければ修正しよう。

一日の予定

06:00　起床

06:30　ストレッチ、散歩など

07:00　薬（ロキソプロフェン60mg、ランソプラゾール30mg）

07:30　朝食

08:00　薬（リリカ150mg、スインプロイク、酸化マグネシウム）

08:30　自由時間

10:00　薬（ヴォトリエント4錠、オキシコンチン25mg、オキノーム10mg）

10:30　リハビリ

11:00　自由時間

12:00　昼食

12:30　薬（ロキソプロフェン60mg、酸化マグネシウム）

13:00　癌の勉強、自己研鑽

15:00　シャワー

15:30　自由時間

18:00　夕食

18:30　薬（ロキソプロフェン60mg、酸化マグネシウム）

19:00　日記作成

22:00　薬（リリカ150mg、オキシコンチン25mg）

22:00　就寝

薬の種類について

ロキソプロフェン：痛み止め。
ランソプラゾール：胃薬。ロキソプロフェンによる胃炎の予防。その他、レバミピド錠などもよく使われる。
リリカ：鎮痛補助薬。腰痛やしびれに対する効果がある。
スインプロイク：腸の動きを活発にし、便を出しやすくする。医療用麻薬で腸の動きが弱くなるものに対し、活発にする。
酸化マグネシウム：便を柔らかくする薬。
ヴォトリエント：腎臓がん向けの抗がん剤。高血圧や肝臓への副作用がある。
オキシコンチン：痛み止め。医療用麻薬。持続性は有るが即効性は無く、効果が出るまで2～3時間かかる。
オキノーム：痛み止め。医療用麻薬。持続性は無いが即効性有り、15～30分で効果が出る。

こうやってまとめてはみたものの、まだまだ自由時間という実質予定が決まっていない時間帯が多すぎることに気づく。（前々から分かっていたけど。）やりたいこと・勉強すべきことをもっと詳細に分解すれば自由時間も埋まってくると思う。とりあえずの予定はこんな感じかな。

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痛みから学ぶこと

8月26日。

今日は痛みでつらい一日だった。普段は痛み止めの薬を飲んでコントロールできているので、よっぽどつらいほどの痛みは無いが、今日は薬の作用が切れたのか夕方からジンジンと強い痛みが襲ってくる。18:00の食事の時には耐えられないくらいの痛みが...こんな時、自分の将来は大丈夫なのだろうかという不安も痛みと同時に襲ってくる。病室の壁に貼ってある娘の写真を見ると、自然と涙が出ていた。こんなつらい時に弟がお見舞いに来てくれた。本当に自分は幸せ者だと思った。自分には頼れる人がたくさんいるのだと。

今までは辛いとき我慢して自分で乗り越えるのが、自分の成長にも繋がるし最もあるべき姿だと思っていた。この病気をしてから、考え方が少し変わった気がする。何か障害にぶつかったときは、周りの人とその障害を共有し協力して乗り越える方がよっぽど自分の成長の為にも良いと思えるようになった。

病気をして学ぶことはたくさんあるが、今のところ上記の考え方が最も大きな学びだと思っている。お世話になっている方々には、心から感謝したい。