がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

がんは心で治す

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

病院の図書館

前回の日記で1日の予定を立てた中に癌の勉強、自己研鑽という時間を設けた。正直その場の思い付きで書いた節があるので、具体的に何をするのか決まっていなかった。ただ何となくやろうとしていることがあって、それは「本を借りること」。

この病院では週に2~3回昼間の時間に小さな図書館みたいなのをやっていて入院・外来患者は自由に本を借りることができる。ときどき妻がその図書館にどんな本があったか話をしてくれるときがあったので、妻を誘って図書館に行ってみた。

がん専門の病院なだけにがんに関する本がたくさんあるのかと思いきや、それほど多くは無く逆にマンガとかが多くて意外だった。一応がんの勉強のために、自分にとってホットな腎臓がんに関する本はゲット。あとは、いろいろな人からストレスはがんに良くないと言われるので笑える本として手に取ったのが「生協の白石さん」。生協の意見箱に入るどんな内容のものにも上手い返しをしてしまう職員の白石さん。これは自分が学生時代に話題になったものだが懐かしくて借りてしまった。他に借りたのが西村京太郎の殺人事件シリーズの単行本。普段小説など全く読まないが、学生時代とあるきっかけでハマったのが西村京太郎のこのシリーズ。地元熊本ネタの復讐のスイッチ・バックとか感動したなぁ。タイトルだけで面白いもん。懐かしい~と思って借りてしまった。

ここまでの話にオチはなくただ本を借りた話だが、もう一冊借りた本があるのでそれを紹介する。

がんは心で治す

足の筋肉を鍛えに毎日リハビリをしている。リハビリの先生とはプライベートのことも含めよく話をするが、常々言われているのがストレスを溜めるのは良くないということ。それは妻にも言われていて、がんの色んな本にストレスは敵だと書かれているらしいから本当のことなのだろう。

そのストレスの話と関連付けて、ステージⅣの膀胱がんを笑いで治した知り合いの話をよくしてくれる。その人はある年の11月に「あなたは年は越せるかもしれないけど、4月の桜を見ることは難しい」と医師に言われたが、そこから完治。もう10年以上生きているらしい。それを聞いてすごいなとは思っていたが、その人が自費出版で本を出してるから読みなと言って借してくれた。

その本の題名はがんは心で治す」。

実はこの本2~300部しか発行されていないらしくAmazonで検索しても出てこない激レア仕様内容については、語ると長くなるのでまた次の日記で。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

すねが筋肉痛!?

8月29日。

前回の投稿が8月26日だから、2日間さぼってしまった。言い訳したくないのだが、2日間は体調不良が続いた。体調不良というのは、左足のすねが筋肉痛(すねに筋肉が無いのは当然だが)のような痛みがあり、ずっとお付き合いしていた腰痛よりも強く痛むので何をやるにも集中できないという状態だった。もちろん、その間満足にリハビリをすることもできなかった。

先生にその痛みを伝えた。左足すねへの骨転移を疑いレントゲンを撮ったが結果異常無し腰の放射線治療の時に神経を触ると痛みがでてくる可能性もあるので一旦様子見ということになった。

正直、場所は珍しいものの筋肉痛のような痛みなのでそれほど深刻視していなかったが、夜眠れないので追加のレスキューが必要というレベルになると流石にただ事ではないように思えた。今のところ原因は不明だが、筋肉痛のように2,3日で痛みが消えてくれることを祈る。

看護師への不信感

この左すね関連の話で一昨日だったか、ちょっと不快なことがあったのでメモとして残しておく。朝昼晩の3回看護師さんがほぼ決まった時間に病室に来て体温、血圧、血中酸素濃度を測り、患者の体調を伺うことになっている。一昨日の回診で、すねが痛くてリハビリが満足にできなかったことを言おうとしたときに、ある看護師さんに「リハビリはどうですか?」と聞かれた。

すねが痛いことは知らないはずなので一応看護師さんの意図を聞いておこうと「どういう意味で聞いていますか?」と返したが、その返答にびっくりした。

「いや、そのどうやったら退院できるのかなと思って...」

悪い癖とはわかっていながら自分は性善説で見知らぬ人でもまず信じるところからスタートするのであまり人に対して怒ったりしないし、そんな感情がでるケースなどよっぽどないが流石にこの看護師さんの発言には返す言葉が無かった。

病院の立場からすると自分のように長く入院する人がいると困るのは理解しているし、自分も早く退院できるように何とかしたいと思っている。この看護師さんも自分が退院できるように支援するよう何か言われていたのかもしれない。

でも「どうやったら退院できるか」を患者にストレートに聞くのは、ちょっと気が利かないというか無頓着な気がする。その看護師さんがまだ若手ということを私が知っているからまだ許しようがあるけれども、これをベテランが言うようであれば即この病院を抜け出していただろうどうやったら退院できるかを患者と一緒に考えてほしい。

 

**********************************************

2018/8/29の治療・検査

・ヴォトリエント 3錠

・左すね レントゲン → 異常無し

**********************************************