今日から「障がい者」
自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144
4月10日。
大分更新が滞っていたが、ネタは少し溜め込んであるので近々放出したいと思う。
いつのまにか新年度になっていて、桜が満開といったところ。(でも今日は1日中雨だったから結構散ったかも)ちょっと前に新元号で盛り上がったが、テレビのMCやアシスタントが一新されて何かと新鮮な気分なのはきっと自分だけはないのかなと思う。
娘のお気に入りの番組「おかあさんといっしょ」の体操の新しいお兄さんお姉さん。新人らしい初々しさがあってイイ!ああ、4月か。新入社員も今頃飲み会やってるのかな…何て思ったりする。
障害者手帳が交付されました
本日、障害者手帳の交付を受けて正式に障害者と認められた形となった。ちなみに、カテゴリーは肢体不自由で、1(障害重い)〜6(軽い)級まである内の3級。
私の妻は自分の介護に加え、娘の育児も1人でやらなければならない。特に最近1歳になった娘は歩く事を覚え制御が利かず、てんやわんや。
しかし今回、無事に障害者手帳が交付されたことで、今後はヘルパーさんなどの力を借りて我が家の大黒柱(妻)の負担を減らすことが出来ればと思っている。
こんな事になるとは思わなかった
昨日、家に障害者手帳の交付通知書が来て妻の第一声は「良かったね」。家庭内は安堵感に包まれた。
しかしその日の夜、交付される事について色々考えたような気がする。自分で申請しておいて失礼極まりないかもしれないが、障害者と烙印を押されたことに対して絶望感というか虚無感のようなものを感じた。敢えて障害者手帳の申請をしないという方もいるようだが、ああ確かにこういう感覚を嫌って避けておられるのかもしれない。
1年前の自分から今の自分の姿は全く想像出来なかった。こうなるとは思いもしなかった。
葛藤
今回、障害者手帳が交付された事で減税や補助・手当など、何かと優遇される。勿論、非常に助かる。ただ、これらの制度は国民・県民・市民からの税金が基となっている。
「果たして先が保証されていない自分が多くの税金を使うことは正しいのだろうか?」
申請前からそんな葛藤があり、日に日に強くなっていった。その葛藤が「障害者手帳が存在する理由は何か?」を考えさせるきっかけとなった気がしている。
支え合う福祉社会
ETC「半額」障害者割引、相次ぐ悪用…阪神高速、20人の不正発覚「制度存続に悪影響。根絶を」
高速道路料金が半額となる身体障害者向けのETC割引制度を悪用し、正規料金の支払いを免れるドライバーが相次いでいることが12日、分かった。阪神高速道路会社(大阪市)が今年4月末までの1年間で約20人の不正を確認した。兵庫県警は2月、同社の情報をもとに過去5年で130万円以上を“踏み倒した”とされる男を逮捕したが、今後も不正が続けば、身体障害者全体の利便性に悪影響を及ぼす恐れもある。
引用: 2018.6.12 産経WEST
非常に残念ながら、この記事のように障害者手帳を悪用する人たちが世の中には少なからず存在する。
そもそも障害者手帳とは何か。
障害者手帳
障害者の自立や社会参加を促進することを目的とし,さまざまな福祉制度による支援や扶助を受けるために必要な証明書の意味合いももつ。
出典: ブリタニカ国際大百科事典
悪用は極端な例かもしれないが、優遇措置を受けられることに対し「ラッキー」という感情は障害者手帳の目的とはズレているかもしれない。全ての支援制度には自立と社会参加という目的があって、それを利用するにあたっては「感謝」の気持ちを忘れずにいたいと思う。
そして自分は今後サポートを受けることによって生活の質を高め、自分なりの最高のパフォーマンスで社会貢献(恩返し)していきたいと思っている。
福祉社会という言葉があるが、それは健常者が障害者を助けることではないと思っている。障害者は社会で活躍出来るように支援を受けながらも、健常者・障害者が共に支えあってはじめて「福祉社会」と呼べるのではないか。
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2019/4/10の治療・検査
・インライタ(抗がん剤) 5mg×2回
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