がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

自分がいなくなるという不思議な感覚

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

6月15日。

余談〜WEC ル・マン24時間耐久〜

昨日の夜は肋骨の痛みが強く不安しかなかったが、朝起きたらやや落ち着いていたので安心した。

普段の自分であれば大谷のサイクルヒットについてコメントしていただろうが、そんな余裕は全く無く日中ずっとダウンしていた。それに変わる話題としてはWEC最終戦ル・マン24時間ですか。

先程、22時にスタートしたが結果はいかに!?2020年から新しい最高峰クラスのカテゴリ(Hypercarsと言うらしい)ができる中、不安視されているトヨタ以外のメーカー(マニュファクチャラー)についてはアストンマーチンが参戦を発表したみたいだし、例年以上の盛り上がりに期待。

その来年に向けて良いスタート、そしてステップアップとなるよう今年のトヨタには頑張ってもらいたい。結果は問いません。

不思議な感覚〜ポジティブ?ネガティブ?〜

現在も回復を願って抗がん剤治療をしている。諦めないという気持ちはずっと持っておきたい。しかし、その気持ちを持ち続けるが故に前に進まないこともある。

曖昧にすると分かりにくいので具体的に書くと、自分がいなくなった場合の生活について考えることである。

例えば、残された妻・娘の住む場所やお金のこと(生活費や教育費など)などを長い目で見てどうするか考えなければならない。

妻1人が背負って考えるのは酷だし、自分自身それは不安なことだと思っている。先日、自分の将来について医師から辛い宣告をされた。↓

宣告 - がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

受け入れたくないし、諦めたくない。

その気持ちは今も変わらない。

だからと言って、いつまでも自分が元気でい続けるなんて楽観的に考えていても話が進まない。

だから、自分がいなくなった場合の話を進めていこう。これは自分達が前に進むための前向きな話なんだと、妻に伝えた。

そうすると妻は「不思議だね。〇〇くん(自分)がいなくなることがあると思うと。」と言って涙ぐんでいた。

自分も自分がいなくなるなんて不思議だと思うし、信じられない。何で自分だけ?因果応報、何か悪いことでもしたのか?本当に色々と考えてしまう。

自分が悪くなることなんて一切考えない。それがポジティブ。そういう捉え方もあるだろうが、実は敢えてそう言い聞かせているだけで知らず知らずのうちに現実逃避しているかもしれない。最近、そんな自分に気がつけた気がする。

がんに限らずどんな病気でも、治療で闘って身も心もズタボロになった後に死んだ後の話をする気力なんてきっと残っていない。ネガティブに思えるかもしれないが、最悪の場合を想定して事前に整理しておくことで、前向きに闘っていけると自分は考える。

 

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2019/6/15の治療・検査

・スーテント 3錠(計50mg)

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