宣告
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6月5日。
宣告
最近の日記を見返さなくとも精神論ばかりになってるのは自身理解しているのだが、急に粋がり出しやがってなどとは思わないでほしい。
持論ではあるが「肉体」と「精神」を対比するのであれば、がんのような病気は肉体がどんな状況になっても精神の安定が求められる。言い換えれば、精神がGive upした時点でゲームセットだと考えている。
だから、最近の日記には精神を安定させる上で大事にしたい事を中心に残していると言う訳である。
結論から言おう。今日の主治医との面談で、
「〇〇さん(自分)に残されている時間は限られていると思います。」
と宣告された。
がんと宣告されてからずっと避けようとしてきた言葉。しかし、ついにこの日が来てしまった。
自分33歳、子供1歳。こんなに若くして、人生これからという所。冷静に考えてみると、この時点での宣告はやはり辛い。
先日の面談である程度厳しい状況だと伝えられてはいたので、今日の面談で自身に大きな動揺は無かったが家族はどう思っただろうか。
がけっぷち〜あきらめたらそこで試合終了ですよ〜 - がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~
でも、気持ちは前と変わらない。諦めずに病気と闘っていくんだ。
今、前向きでいられる理由
こんな状況でも自分は前向きでいられる。その理由について残しておきたい。
今後の療養については、病院の緩和ケアチームと協力して自分に1番ベストな方法を選択することになる。
- 療養場所
→自宅、実家(九州)、緩和ケア病棟、(入院中の病院)など
- 誰が介助?
→妻、自分の両親、妻の両親
書ききれないところもあるが本当に候補がたくさんある中で自分の希望は「妻&自分の両親と生活@自宅療養」。
両親は九州住まい。「通い」となってしまうならあと何回会える??という状況になるので、出来るだけ一緒にいれないかと考える。かと言って、一生を共にすると決めた妻・生まれたばかりの娘と離れる事は考えられない。
この希望を現実にする為には沢山の課題がある。全てを挙げることはしないが、特に大きい課題がいわゆる(言い方悪いが)嫁姑問題。
説明するまでもないが、嫁姑が一緒に生活をすることに対し誰でも不安な気持ち、嫌悪感を持つだろう。
しかし妻と自分の両親と一緒に生活したい旨、個別に相談すると、
母親は「〇〇ちゃん(妻)の気持ちを1番に考えなさい。自分たちが必要ならば、来月でも仕事を休職して愛知に行くことは出来る。」
と言うし、
妻は「介護、子育てを両立させる為には周りのサポートが必要。〇〇くん(自分)の事を考えると〇〇くんの両親に来てもらって一緒に頑張っていきたい。」
と言ってくれた。
本当に、感謝、感謝。
これは、妻を両親に紹介したときから今まで、お互いの信頼関係を妻・母親自身で積み重ねてきてくれたからこそ、お互いを尊敬し合える気持ちになれると思っている。
だから、今の自分に不安は無く前向きに病気と闘っていける気がしている。本当に本当にありがとう。
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2019/6/5の治療・検査
無し
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