がんと3ヶ月娘と私 ~AYA世代の闘病日記~

2018年8月に腎細胞がんと背骨への転移と診断(ステージⅣ)。とあるAYA世代の会社員の明るく楽しい(⁉)日々の生活を綴っていきます。

叫び

自己紹介はこちらhttps://kurorotomo.hatenablog.com/entry/2019/02/06/222144

真夜中の悪夢

真夜中の12時過ぎ。悪夢は突然やって来る。

「あゔーーーーっ」

痛みの元は左足のすね膝と足首を引き剥がすような足のつり方で今までに体験した事が無いような激痛。近所迷惑とかそんな事も気にせず反射的に言葉にならないような声で叫んだ。同じ部屋で寝ていた妻と娘は当然のように起きた。

「つっ、つったーーーーぁ」

10秒。1分。3分。いつもはすぐに収まるはずの痛みが全然衰えようとせず、最初のつった感覚がずっと続いている。急に起こされた妻はどうしたものかとそれをそばで見守り、娘は不機嫌そうに泣いている。

左足のすねがつった事はあったがその痛みよりも数十倍痛いし、何よりずっと続くのが前代未聞。妻に患部をさするようお願いした後に絞り出すように自分の口から出た言葉が、

この痛みが治まらないなら救急車だって

痛み止めを急いで飲んたが30分間平行線。どうやって息を吸って吐くのかが分からないくらい考える余裕がないが、とりあえず息遣いはマラソン後のように荒い。地獄のような悪夢の時間。

経験上、左すねの痛みは左仙骨への負荷と連動しているので体重をかけないように右手にあるベッドの柵に捕まり左お尻を浮かした状態で保持。身体を傾けた後、ちょうど目線の先にいる妻と娘に「ごめんね」と謝った。

お湯に浸したホットタオルをすねにかけると痛みが誤魔化せて気持ちがいい。冷めては温めを何度か繰り返すうちにようやく痛みが治まっていくのが感じられた。最終的に救急車は呼ばずに済み、床につくことが出来た痛み発生から約1時間。本当に地獄のような時間だった。

原因は不明だが、取り急ぎ朝一に病院に電話して緊急で外来に行く必要があるか確認したいと思う。

 

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2019/3/18の治療・検査

・インライタ(抗がん剤) 5mg×2回

・血液検査

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